室蘭駅を白鳥大橋方面へ数kmのところに、パステルカラーの洒落た建物があるのを室蘭市民なら一度は見かけたがあるのでは無いでしょうか。室蘭市民でなくても、白鳥大橋方面に観光に訪れた方の記憶にも残っていることでしょう。
今は、薄い緑色の姿ですが、その前はクリーム色、薄紫、ピンク色、白…と数年ごとにカラフルに衣替えしていて、市民に親しまれている建物です。
前に塗り替えられたのは、2005年ころで、そろそろ次の色になるのでは…と思っていたら、どうやら、存続の危機にあるそうだ。
この建物、来年100年を迎えるそうで、思いのほか古かった、室蘭の産業史、北海道の産業史的にも重要な役割を担っていた拠点で、石炭が、重要な産業だった頃、室蘭が空知で採れた石炭を流通させる重要拠点だったことを伺い知れるもの。今も三菱系列の会社が所有していて、三菱創業初期の三菱合資会社時代に建てられたそうで、この時代の建物は全国でもここを含めて3カ所くらいしか無いそうだ、三菱さん、保存すべきですよ、どうですか。
お金があれば、買い取ってコスモズファクトリー本社にするんだけど、ちょっとムリ!
取り壊されてコンビニになるのは避けていただきたい。