乗り物好きというのは、そのジャンル以外全く興味なしという人と、とにかくあれもこれもと気になるタイプがいるようで、私の場合、後者になるようだ。
室蘭には、室蘭港があり、鉄道は、室蘭本線、室蘭線、あまり知られていないが、札幌へ続く国道36号線は室蘭街道、と、室蘭という名がつく主要交通路があり、室蘭という名はつかないが、道南バスの本社があったりと、乗り物好きには恵まれた環境にあるような無いような(ある、と断言できないのが室蘭のいいところ)、あとは、飛行場があれば、陸海空がそろうのだが…。
かつて室蘭に飛行場があるのは知っていたが、八丁平にあったということだけで、どこにあるのかは定かではなく、なんとか確定してみようと思い立ったもの。ネットで調べると同じようなことを考えている方はいるようで、滑走路の長さが550mという記録があるとか、実際は1000m以上あったとか、諸説あり、はっきりしない。
私の知る限り唯一の写真をもう一度じっくりみて、特徴的な地形3点に注目。それと、国土交通省の1976年頃の航空写真を見比べると、一致しそうな部分を発見。画像のパースを補正して重ねてみると、ほぼぴったり当てはまるので、これで確定に間違いない!(と思う)1976年頃までは、飛行場に続く道もそのままあったようだ。
現在のgoogle mapに重ねてみると様子がかなり変わってしまい、ほぼ面影はなくなっているようです。
ついでに地図と重ねてみると、こんな感じ、最初の写真で、色が少し違う中央部が滑走路だとすると赤で囲んだ部分が滑走路と予測される、550mでもなく、1000m超でもなく、720〜730mほどのように見える。当時の単発機なら、200mくらいで、離発着できたはずなので、550mという資料の数字はあながち間違いではないように思われる。エスケープゾーンも含めると、1000m以上整地されていたのではと思われます。
当時をしのばせるものは無いとは思うが、もう少し暖かくなったら、歩いてみよう。